解剖学を学ぶ意味
どうもこんにちは
人はなぜ解剖学を学ぶのか
身体の「異常」を学ぶ学問は病理学といい、医者はこれを中心に学びます。
それに対して、健康づくりのお手伝いをする運動指導者は、「正常な機能」を学ぶ学問は生理学を中心に学びます。
その中でも、ヒトの身体の「正常な形態と構造」について学ぶ学問である人体解剖学は、運動指導者やセラピストにとって最も重要な分野なばかりでなく、万人にとっての自分探しの学問です。
解剖学を学ぶ目的は、主に以下の5つに集約されます。
①身体コミュニケーション能力の向上
解剖学を知ることで、自己の細胞との対話能力が向上します。解剖学とは、『自分探しの旅』そのものです。
②「人とは何か?」の探求
解剖学の理解は、ヒトそのものを理解することであり、相手を理解することを促します。
③運動能力の開発
解剖学を活用することで、『より速く、より高く、より強く』を具現化するための手助けとなります。
④ストレスマネージメント
身心はともに相関関係にあり、解剖学を学ぶことで身体を通じて心にまでアプローチすることが可能です。
⑤身体生産性・効率性の向上
解剖学は、ムリ・ムダ・ムラのない身体操作術の習得のために役立ちます。
パーソナルトレーナー、ストレングスコーチ、ヨガインストラクター、エアロビクスインストラクターなどの運動指導者やマッサージや整体、リフレクソロジーなどのセラピストにとって、解剖学の知識は大切です。
その中でも特に運動器はトレーニングやボディーケアにおいて、解剖学の中でも直接的に関係してくる最も重要な分野です。
運動器の知識が必要とされる場面は、大きく分けて以下の5つに集約されるでしょう。
1. マルポスチュアの分析・修正・指導
2. 動作の分析・修正・指導
3. トレーニングフォームの分析・修正・指導
4. ストレッチングポーズの分析・修正・指導
5. トリートメントの実施
これらを実践するにあたって筋肉が最も重要な要素であることは想像が容易ですが、ただ単に筋に対する造詣が深いより他の身体機能全体に対しても知識や対処法を熟知している方が身体の調整は、より確実かつ迅速になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました